2018/08/10(2285 Views)
【安心感はそのまま】車検の費用を節約する具体的な方法
車を所有している多くの人は「車検代高いなぁ。。。」「この車検代をなんとか節約できないものか。。。」と頭を抱えていらっしゃるのではないでしょうか?
しかし、業者に相見積もりを取って一番安いところに頼むという流れだけでは、本当に満足のいく車検にならない可能性があります。
それは現状不具合無く動いている車両であれば、容易に車検を通せるからです。
車検を通したからといって、向こう2年の間に不具合が連発しては元も子もありません。
そこで今回は、決して安心を犠牲にすることなく、車検の費用を節約する具体的な方法をご紹介していきます。
一括見積もりサイトを使って、相見積もりを取る
中古車の買取などと同様に、車検にも一括見積もりサイトが存在します。
これらのサービスを使えば、簡単にあなたの車の車検費用の概算を知ることができ、容易に複数の車検業者を比較することが可能です。
では、規模が大きく信頼できる、代表的な一括見積もりのサイトをお紹介していきましょう。
楽天車検
楽天が運営する車検一括見積もりサービスが、楽天車検です。
加盟店数は業界No.1で、口コミ・価格・条件等で簡単にソートできる他、見積もりから予約、車検完了まで行うと楽天ポイントが500ポイント貰えるといった特典まであります。
カーセンサー車検
中古車情報サイトとして有名なカーセンサーでも、車検一括見積もりサービスを展開しています。
郵便番号とメーカー、車種を入力するだけで費用が出てくる他、業者毎に対応しているサービス内容も表示されるので容易に比較検討が可能です。
車検費用の見積もり明細から節約のポイントを考える
次に上記サービスで見積もりを取った後、その明細から節約のポイントを考えましょう。
車検の見積もり明細を見ると、法定費用・部品代・工賃に分けられます。
このうち法定費用は自賠責保険・重量税・印紙代で構成されており、これらは法律で定められている金額のため、どこの業者へ頼んでも料金は同一です。(もしこの金額が誤っている業者がいたら、その業者へは頼まない方が賢明です)
となると業者間で費用に差が生まれるのは、部品代と工賃です。
工賃は日本自動車整備振興会より発行されている『自動車整備標準作業点数表』をベースに算出されていることが多く、レバレート(1時間あたり工賃)×作業点数(時間)で求められます。
レバレートは6,000円〜10,000円位が相場です。
このレバレートはそれなりに差があるので、しっかりと確認しましょう。
部品代についてはブラックボックスになっており、ユーザーが適正な価格を知るのは困難です。
というのも、部品はざっくりメーカー純正品、社外(サードパーティー)品、中古(またはリビルト)品に分けられますが、これらは各社で仕入値も違えば、乗せる費用も違うのです。
したがって、本当に各社値段がまちまちです。
ただこれら部品を上手く使い分けることで、費用を抑えてくれる業者も存在します。
ではどのように部品を使い分ければ費用を抑えることができるのか、それぞれの部品にはどんな特徴があるのかについて、具体的に見ていきましょう。
メーカー純正品の特徴
もっとも信頼性が高いのがメーカー純正品です。
反面、もっとも高い部品でもあります。
エンジンオイルなど交換期間が短い消耗品を除けば、殆どの業者がこのメーカー純正品で部品交換を行うでしょう。
社外品の特徴
タイヤ、エンジンオイル、プラグなど規格が決まっている部品は、サードパーティー製の社外品も多く出ています。
社外部品は純正品よりも高性能である点を売りにし、価格も純正品以上のものもありますが、ブレーキパッドやタイヤなどでは安さを売りにした製品もあります。
ただ、東南アジアで製造された安価な社外品は品質がイマイチなものも存在しますので、ユーザー側が希望しない限り、積極的に安価な社外部品を使う業者は少数です。
殆どの業者は、ボッシュやデンソーなど、メーカーに純正で採用されている部品のオリジナル品を使用しています。
部品持込OKという業者も稀にいるので、その場合は自己責任でこれら東南アジア製の安価な部品を購入し、取り付けてもらうということも可能です。
中古部品の特徴
エアコンのコンプレッサーやステアリングギアボックスなど、車種ごとに専用設計されたような部品や、趣味性の低い部品では純正品しか存在しません。
そんな時、安く修理するために中古品を使って直してくれる業者が存在します。
中古品という特性上、新品同等の信頼性と言うのは困難ですが、中古部品として売り出されている以上、相応の品質や保証は担保されており、安心して使用することが可能です。
高額な部品の交換に迫られた場合、このような中古品を使って直せないか聞いてみると良いでしょう。
リビルト部品の特徴
一度オーバーホール(分解)を行い、消耗品の交換や再調整を行った部品がリビルト部品ト呼ばれる部品です。
中古品とは違い、例え故障している部品であっても、しっかりと整備されているため、品質は新品部品とほぼ変わりません。
整備士の中には、新品ではなくリビルト品のほうが良いという考え方も有るほどです。
ただし、価格については”定価”というものが存在しないため、その都度調べてもらう必要がありますが、およそ新品部品の7〜8割り程度が相場です。
高額な部品交換が必要名場合は、中古部品と合わせて検討して見ることをオススメします。
まとめ
今回は具体的な車検費用の節約方法をご紹介しました。
一括見積もりサービスを使って相見積もりを取った後、その見積もりのレバレートを確認し、必要に応じて社外品や中古品の部品使用をお願いするというものです。
ただ値段以外にも早さや近さ、安心感など、重視するポイントは人それぞれです。
上記でご紹介した、楽天車検ではユーザーの口コミを見ることができ、カーセンサーでは各業者の細かな特徴を確認することができます。
早目に動いてしっかりと準備・ヒアリングを行い、ご自身に合った業者を見付けてください。
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