2018/11/02(1267 Views)

車検の予約は早目が吉!依頼先別にポイントをご紹介

初めての車検、どういったフローで進めれば良いか心配ですよね。

この記事では車検に必要な期間やタイミング、期限など、主に車検までのスケジューリングについてご紹介をしていきます。

車検の期限、把握していますか?

車検の期限は2年(新車であれば3年)と長いため、つい忘れがちになってしまうことが多いもの。

実際、愛車の車検がいつまでなのかを正確に、スッと答えられる方は少ないのではないでしょうか。

もちろん、新車であればディーラーから、中古車であれば販売店から車検の期限が近付くと、ハガキや電話などで通知が来る場合もあります。

しかし、友人から譲ってもらった車だったら業者からの通知はありませんし、引っ越して住所が変わってしまったりすると通知が届かないなんてこともあるでしょう。

まずは、自分で車検の期限を必ず把握しておくことが、損をせず安心して車検を終わらせるために必要なことなのです。

車検期限確認方法 その1:車検標章「車検ステッカー」

簡単な確認方法として、一般的に車検ステッカー(シール)と呼ばれている車検標章があります。

車のフロントガラス上部のルームミラー裏に貼ってあるアレです。

真ん中に月が、その周囲の四隅いずれかに年(和暦)が記載されており、これを見れば車検期限の年月が分かるようになっています。(※丸い形をした12ヶ月定期点検のステッカーとは別なのでご注意ください)

ただ、車検ステッカーだけでは、正確な日にちまでは分からないことがありますので注意しましょう。

車検期限確認方法 その2:車検証

やはり正確な期限(年月日)を把握するには、車検証で確認するようにしましょう。

車検証下部の備考欄の上、「有効期間の満了する日」というのが車検の期限となりますので、その日付の1日前までに車検を通さなければなりません。

車検はいつから受けられる?

では、車検はいつから受けられるかご存知でしょうか?

その答えは期限の1ヵ月前です。

正確には1ヵ月以上前であっても受けることができますが、その場合、車検を通した日から起算することになるため、車検期間が短くなってしまいます。

期限1ヵ月内であれば、「有効期間の満了する日」から起算して2年間有効となりますので、覚えておきましょう。

車検の期限が過ぎると・・・

車検は1日でも過ぎると公道を走行できなくなり、車検切れの車を走らせると重い罰則があります。

具体的には違反点数6点(前歴が無い場合)、30日間の免許停止、6ヵ月以下の懲役または30万円以下の罰金です。

車検切れの車の多くは自賠責保険も切れているかと思いますので、併せると違反点数12点(前歴が無い場合)、90日間の免許停止、1年半以下の懲役または80万円以下の罰金となります。

車検が切れた車を車検場や整備工場に運ぶためには、業者へ頼んでレッカーで引き取ってもらうか、市区町村役場で仮ナンバーを発行して自走しなければいけません。

いずれにしても余分なお金や労力が必要となりますので、車検の期限が切れてしまわないように心がけましょう。

車検はいつから予約できる?

車検自体は1ヵ月前から通せると説明しましたが、業者へはどのタイミング依頼すべきでしょうか?

これには正しい答えはありませんが、とにかく早目がお勧めです。

車検を通すまでには車両の確認(見積もり入手)、必要部品の発注(特に外車は時間がかかる場合もあります)、希望日程の予約と代車の確保といったフローが必要となるためです。

ただ時期によって混雑具合も変わってきます。

ディーラー、中古車販売店共に、3月と9月は年度末決算の影響で販売を強化するため、必然的にこの月の登録台数が多くなります。

つまり、車検の期限を迎える車が多くなるのです。

上述の通り車検は1ヵ月前から受けられるので、2月と8月(お盆過ぎ)も繁忙期と言えます。

この時期に該当する場合は、更に余裕を持っておくと良いかもしれません。

依頼先によって変わる必要な期間

車検を通すのに必要な期間は、業者によっても変わってきます。

大きな修理が発生した場合、車検にかかる時間はどこに依頼先しても、大幅に時間は変わってしまうものです。

そこでここからは、大きな整備が発生しないという条件で、それぞれの時間について具体的にみていきましょう。

ディーラー

ディーラーの場合、板金塗装や大掛かりな修理が発生しなければ、車検自体は1日で通してくれます。

全体としても車両状態の確認(見積もり)と車検当日、2日間見ておけば十分です。

ただ先ほど説明した通り繁忙期の影響を受けやすいので、ピンポイントで希望日を通したい場合は早目に予約をするようにしましょう。

車検専門店

車検専門店も車両状態の確認(見積もり)と車検当日、2日間見ておけば問題ありません。

特にディーラーなどに比べると予防保全的な部品交換は行わない傾向にあるので、内容によっては車検当日、その場で待っている間に通してくれます。

とにかく「早さ」を求める場合はお勧めです。

カー用品店

カー用品店も基本的な流れは変わりません。

最短なら車両状態の確認(見積もり)と車検当日、計2日間で車検を終えることができます。

ただカー用品店はエンジンオイル交換などで来店されるお客様も多いので、土日の混雑が顕著です。

土日作業を希望される場合、余裕を持って予約しましょう。

一般整備工場

整備工場の場合は、多くが陸運支局へ車両を持ち込む必要があるので、数日車両を預けることになります。

通勤などで車を使用されている方は代車が必要になるか思いますが、この代車にも数に限りがありますので、やはり早目に予約をするに越したことはありません。

整備の信頼性が高いかわりに、他の業態よりも時間がかかる可能性があるということは覚えておきましょう。

ガソリンスタンド

ガソリンスタンドも陸運支局での持ち込み検査となるので、数日間車両を預ける形になるはずです。

普段利用している分、手軽に頼みやすいのですが、給油と同じ感覚ですぐにやってくれるわけではありませんのでご注意ください。

まとめ

自分の希望日程をピンポイントで通そうとする場合、早目に動いて見積もり取得→予約まで済ましてしまうべきです。

特に期限間近では調整が利かない場合もあり、結局費用が高いところに依頼せざるを得なかった・・・なんてことになりかねません。

車検の期限は常に頭の隅に入れておくようにしましょう。

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